「体のように鍛える 脳の訓練 医療に応用」 日本経済新聞
トレーニングで体を鍛えるように、脳も鍛錬する。そんな試みが研究現場で始まった。
京都府精華町にある国際電気通信基礎技術研究所(ATR)に20~30代の男女が集まった。「脳の訓練」に参加するためだ。磁気共鳴画像装 置(MRI)の中に目を開けたまま横たわると、鏡を介して見える画面上に2桁の数字が映し出された。「点数を上げてみてください」。指示はこれだけ。数秒 おきに採点結果が表示される。
トレーニングで体を鍛えるように、脳も鍛錬する。そんな試みが研究現場で始まった。
京都府精華町にある国際電気通信基礎技術研究所(ATR)に20~30代の男女が集まった。「脳の訓練」に参加するためだ。磁気共鳴画像装 置(MRI)の中に目を開けたまま横たわると、鏡を介して見える画面上に2桁の数字が映し出された。「点数を上げてみてください」。指示はこれだけ。数秒 おきに採点結果が表示される。
愛知県豊橋市内の住宅地にある2階建ての病院。患者であふれる待合室には、けがをした人も熱を出した人もいない。共通しているのは眠そうな表情。豊橋メイツ睡眠障害治療クリニックには「眠り」に悩む患者が毎月2千人訪れる。
小学校の校長を務める小出志郎さん(55)は医師から「毎晩6千メートル級の山にいるぐらい酸素が足りない」と告げられた。睡眠中に何度も呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群と診断された。
20XX年、Aさんが会社に向かおうとマイカーのハンドルを握ると、突然、カーナビゲーションシステムから警告音が鳴った。「心電図に異常がありますので、会社に行く前に病院に行きましょう」
カーナビの指示通りに運転して病院にたどり着き、検査を受ける。「危ないところでした。あと数時間で心筋梗塞になっていましたよ……」。医者は開口一番こう述べた。
■ハンドルで計測 こんなSF小説のような話がまもなく実現するか…
政府は民間企業や大学と組み、カタールに最先端の再生医療を提供する施設をつくる。大阪大学が開発した心臓の筋肉や目の角膜を再生する技術を使い、来年度から治療を始める。日本の再生医療技術を輸出するのは初めて。人材、機器と一体で海外に売り込む。安倍政権が成長産業の柱と位置づける医療分野の活性化につなげる。